FLCL(フリクリ)の第4話「フリキリ」の感想・レビュー(ネタバレ含む)
フリクリ4話のレビューです。今回ぐらいから徐々に今まで謎だった部分の核心の話がちょいちょい出てきます。
ただ最初はなんだか分からないでしょうし、私もわかってない部分もあると思いますので深く気にしないでいいかと。
個人的にはCrazy Sunshine回ですね。
良かった点
とにかくCrazy Sunshine部分のシーンがテンション上がるっっ!曲の盛り上がりと本編の盛り上がりのシンクロ率が素晴らしい。ここは後の感想部分にて。
後はナオ太のバットを振る振らないの話の落とし方がいいですね。台詞の扱い方が上手いというか、その話に関わる台詞の脳内再生率の高いこと。それだけ印象に残るような台詞が目白押しです。
悪かった点
若干描写が怖いというか、そう意図的に作られたところがあります。あとゴキブリとか。
毎度のことですが、そういったシーンが苦手な人にはちょっとキツイのかな?話の中で投げっぱなしになっていることではないので、問題ないとは思いますが。
あと場面が錯綜するような演出で作られているので、ちょっと分かりにくい部分が多いかも。初見は理解しようとして見るよりもなんとなくで見た方が楽しめるかも知れません。
オススメしたい人
今回もpillowsの曲がマッチしまくっているのでやはりpillows好きには是非。
徐々に核心に近づき重要なワードも出てくるので、そこに注目して見るとまた面白いかも知れません。
総評
Crazy Sunshineのシーンだけで見る価値があります。何か2話ぐらいでも同じような事を言っていた気がしますが・・・。
分かりにくいシーンも多い回ですが、分からないなりに楽しめる出来なのが流石ですね。
※以下ネタバレ含む感想と使用曲(♪曲名)
冒頭
(♪HAPPY BIVOUAC) 歌ありで始まり。リフの入り方がまたいいですね。
野球シーンからスタート。ここのナオ太はバットを振ってないというのはこの話通して繰り返し語られる部分です。
ハル子も
「とにかくさ、バット振んにゃきゃ話になんないよ」
と。
ナオ太宅~夜
ここで映る電気メーターは親父の伏線ですね。初見でも分かるように描かれている部分なのでわりかし注目しやすいかもしれません。
ハル子が親父とイチャイチャしてるのにイライラ→自販機をバットで殴る。
(♪White Ash)アマラオ(海苔眉毛の人)登場。辛いものは嫌いは引っ張りますね。
夜、再びナオ太宅にて。
ハル子が「やっぱりあんたの頭じゃないとだめねー」と言うのは親父じゃダメだったということなんでしょうね。そしてスイングを教えて「やっぱ振ってみないとねー」と。
星がふらふら。
(♪STALKER) 不穏な時のテーマ
衛星が壊れたのは最初のシーンのハル子のホームランのせいでしょうかね。ここでアマラオが所属する謎の機関っぽいのが色々とやってます。
まだ何となくで見てて問題ないでしょう。
夜中にハル子と親父のイヤーンなシーン。あえてそういう言い回しにして遊んでる感じがしますね。
野球シーン~ナオ太宅のシーン
(♪CARNIVAL)ここからちょっと錯綜してわかりにくい描写が多いですね。最後に何となくこうだったのかな?程度にわかれば十分だと思います。
野球の前にマミ美が「たっくんはバット振らないタイプ」と。
再び電気メーターからナオ太宅。(♪STALKER GOES TO BABYLON)
ここでナオ太がテレビを殴った拍子に実は時計が飛んで行ってて、それが親父に直撃してます。
最初みたときはそれに気づかなくてイマイチよくわからないシーンでしたね。
再び野球シーン~尋問~ナオ太宅
(♪Beautiful morning with you) インストでの使用ですがやはりいい曲
カンチが助っ人で入った野球シーンでマバセに非常事態宣言発令。
アマラオのナオ太への尋問。アマラオの「彼女スイング、好き?」は一話のナオ太がハル子のスイングに凄いとつぶやいたところに繋がっているのかな?
ここで広域宇宙警察フラタニティやら海賊王アトムスクやらの単語が出てきます。意味は5話6話でおいおいですね。
ナオ太宅では倒れた親父、コンセント、止まった電気メーター。
(♪Come Down)これは偽物の親父がロボットだったことを示唆しています。
そしてタンスの奥に干からびた親父と大量のゴキブリが。お湯で戻すのも古典的で面白いですね。
そして衛星が落下しようとしてるシーン。マミ美が恐怖の大王を呼ぶ儀式?をしてる時の鉄塔の描写がガイナックス的ですねー。
アマラオのナオ太への語りかけ。
「所詮本番でバットを振れる奴はそうはいない」
「場外ホームランをもう一度。地元のファンがそう言ってたと」
衛星落下~ラスト
(♪Crazy Sunshine) この曲とここからの盛り上がりがマッチしまくりです。
さっきのアマラオの言葉を受けてハル子が「高くつくって地元のファンに言っときな」と。
メディカルメカニカの工場の上でナオ太の頭からハル子がギターを取り出す。アマラオの機関のオペレーターが鼻血出してたりなんだりで面白い描写ですね。
そして機関のオペレーティングが流石のガイナックスといった感じ。
ここからサビへ。クレーイジーサーンシャーイン♪
衛星が落下を開始するのと合わさっていい盛り上がり。
そして再びサビに行った時に衛星にナオ太がかきーん!クレーイジー(ry
アマラオの「振りやがった・・・!」が今まで引っ張ってきたナオ太の振る・振らないの答えでしょうか。
そしてハル子も登場、ごいーんと衛星を打って打ち返しに成功。衛星が宇宙に飛んでいくとともに青空に。
マミ美「たっくんバット振っちゃった・・・」
(♪LITTLE BUSTERS)最後はいつものナオ太の独白で。
全体通して
ナオ太のバットを振るまで描き方、そして振る瞬間の盛り上がりがやはりいいですね。Crazy Sunshineが好きな曲なので単純に私は楽しめました。
ただ話がここぐらいから徐々に煩雑化して解説が難しい部分が増えるかも知れません。
あくまで私が曲と同時に感じた感想程度で読んで頂けるといいかと。pillows楽しめたらフリクリ楽しめたようなものだと思いますし。
親父ロボより一言
「ナ~オ~太~くぅ~ん」
タグ
2012年5月11日 | コメント/トラックバック(0) |
カテゴリー:GAINAX
トラックバック&コメント
記事や作品の感想・質問など気軽にコメントをどうぞ~(^o^)/
コメントを投稿するにはログインしてください。