涼宮ハルヒの消失の感想・レビュー
劇場アニメで放映された涼宮ハルヒの消失のレビューです。
概要
キョンは12月、高校とSOS団でいつも通りの生活を送っていたが、ある日突然それが一変する。
涼宮ハルヒが消え、小泉が消え、ミクルは自分の事を覚えておらず、長門有希は普通の少女になってしまった。
一体世界に何が起こったというのか・・・?
涼宮ハルヒのシリーズの小説、「涼宮ハルヒの消失」が映画として作られたものですね。
ハルヒは一応小説も読んだことがあり、ちょうどこの消失ぐらいまでは読んでいたと思います。
TVシリーズの方は2期はあいにくまだ未視聴ですが、1期は全部見ました。
視聴のきっかけ
前から劇場版でかつあの消失が映像化されると言うことで
気になっていた作品で。
今回CSで放送されるという事で見ることが出来ました。
小説で言うと
一番印象に残ってるのがこの消失だったので期待も大きかったですね。
良かった点
まずは映像。京アニのクオリティはテレビシリーズの時から非常に高かったのですが、映画という事で更に作りこまれていました。
最初のキョンの登校シーンから廊下ですれ違う人などの動きなどもしっかり作られていて、ぐぐっと作品に引き込まれます。
世界改変で変わった人物としては長門が普通の少女になっていて、普段見られない表情が見られるのも消失ならではですね。
この世界が変わった理由やその解決に向かう糸口が判明していく様もよく出来ています。
悪かった点
全体的に物語の動きが冗長な点がやたらと目につきました。
シーンひとつひとつのクオリティは高いんですが、もう少しテンポよく動いて欲しかったなと。
特に謎が解明するまでが非常に長く感じましたね。
これは私が小説を読んでいて既に内容も原因も分かっているから思った感想かも知れませんが・・・。
そういう意味では知らない状態で見た方が絶対に楽しめた気はします。
出来れば映画→小説の順で辿りたかった作品ですね。
オススメしたい人
ハルヒシリーズが好きな人はクオリティも高いですし楽しめるでしょう。
しかし前述の通り、ある意味小説を読んでない方が謎が解明していく様などがより楽しめるので、どちらも未視聴・未読の方は映画から見る事をオススメします。
若干ネタバレ含む感想
最初の日常~世界改変までの流れも冗長さの原因の一つでしょうか?
コレはSOS団の日常を描かないといけないという映画版だからこそ起こったことな気はします。
改変後の世界でキョンが絶望する様自体はいいんですが、これも長い。
改変後の長門が普通の少女でやたらと赤くなったりするのを眺めてればそんなに感じないんでしょうか?
私も嫌いではないんですが・・・。
そういう意味ではキョンが改変前の長門からのヒントを見つけるシーン、谷口からハルヒの名前と手がかりを聞くシーンは、
ようやく物語が動き出したと言う意味もあって良かったですね。
ただここからもそれなりに長いです。
そのせいで肝心の世界が元に戻る当たりの記憶が曖昧で・・・。
世界が戻ってからの病室のシーンは良かったですね。
日常が戻ってきたことも実感出来ますし、団員の結束みたいなものも感じられますし。
そして屋上での長門との会話と雪が降るシーンも。
総評
映像のクオリティも高いし、小説の再現度と言う意味でも良く出来ていると思うのですが、だからこそこれだけ長くなり冗長になってしまったのかな、と。
冗長でなければもっと楽しめたと思うのですが。
ちなみに上映時間が163分だそうです、
そりゃ長いわけだ・・・。
個人的には90分ぐらいで
もう少しテンポよく話が動く方が面白かったかな・・・。
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2012年5月31日 | コメント/トラックバック(0) |
カテゴリー:京都アニメーション
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