TARI TARI 第13話(最終話)「晴れたり泣いたり あとは時々歌ったり」の感想・レビュー

[著:がく(副管理人)]

TARI TARI 最終話「晴れたり泣いたり あとは時々歌ったり」の
感想・レビューです。
最終話に相応しい回で、全体通しても素晴らしいアニメでした。

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概要

白祭当日。
合唱部のメンバーはそれぞれの想いを胸に、舞台となる学校へと向かう。

しかし文化祭を開催することを快く思わない理事長により、
校門や駐輪場は太い鎖が巻かれ、駐車場には警備員が配置。
体育館のドアにもすべて鍵が掛けられていた。

何とか校門を乗り越えようとする大智の前に理事長が現れ、
勝手なことをすれば内申書にひびくと脅されてしまう。

どうすることもできないのかと暗くなる彼女達。
その時「やりなさい、文化祭。私が許可しよう」と声が響く――。

以上、ニコニコ動画説明文より引用。
http://www.nicovideo.jp/watch/1348716686


ついにやって来ました、やって来てしまいました、最終話です。

展開としては王道で、見事なハッピーエンドという感じですが、
TARITARIらしい人物や背景、音楽の緻密な描写はいつも通り、
いや、いつも以上の素晴らしさ。

また最終回という事もあってか、劇中で歌われる歌や挿入歌含め、
合唱がテーマのアニメに相応しい歌のオンパレード

そのどれもが無理に使われている感じではなく、
展開的にも自然に挿入されるのもいいですね。

泣かせに来てるだけではなく、笑いもしっかりと入っており、
正に泣いて笑ってを体現する内容となっています。

白祭への妨害

早速ですが、ここからはネタバレがかなり含まれます。
未視聴の方はご注意を。

理事長の妨害

雨の朝、校門前で立ちすくむ合唱部。
白祭の開催を良しとしない理事長によって
学校への立ち入りが全て出来ないようにされていた。

乗り越えて入ろうとする大智の前に、見張っていた理事長登場。
内申などをちらつかせながら、開催をやめるように告げる。


と、分かりやすい悪役の理事長登場。
最終話的にもこういう悪役が居ると盛り上がりますね。

校門の前でタバコを吸う、ポイ捨て、内申を盾に脅しなど、
描かれ方としても印象最悪になるようになっています。

校長の奮闘

そんなところへ音叉を鳴らしながら校長が登場。
白祭をやりなさいと告げ、理事長は自分をクビに出来ても、
生徒へ直接罰を下す事は出来ないと告げる。

更に合唱部顧問として力になれなかった事を謝る校長。

後ろから飛んでくる理事長の言葉に対し、
今までためていた想いをぶつける校長だった。


ついに校長が活躍を見せます。
まずは頭を下げる校長が非常にグッと来ます。

その前のもごもごしながら喋る様も校長らしくて笑えますがw

あと、ここの校長の台詞がまた染みますね。
特に次の台詞が好きです。

「人の弱さも、その弱さを癒す歌の素晴らしさも知らないくせに!」

教頭の登場と和解

校長への解雇を言い渡し、白祭の中止を呼びかけるよう秘書に告げる理事長。
白祭のポスターも丸めて捨てる理事長だったが、
そのポスターを拾い現れたのは教頭だった。

今日のステージは声楽部と吹奏楽部がサポートする事を告げ、
更に来夏に今日の舞台の指揮を自分に取らせてくれないかと頼む教頭。
来夏は笑ってよろしくお願いしますと頭を下げる。

雨が上がり、理事長が誰も来やしないと言った矢先、
スイカおばさんや3人の子供、和奏の父がやって来るのだった。


ついに教頭が合唱部への協力を申し出てくれます。
今までのことを思い出すと、王道ながら熱い展開ですね。

また、ここは今までの話と上手く絡めてあり、
くしゃくしゃに丸めて捨てられたポスターを拾うシーンは
3話で逆に合唱部申請書類を捨てていた教頭との対比になっています。

スイカおばさんは2話の観客、3人の子供は4話の観客と、
今までに来夏達が歌ったことで動かされた人が
このステージを見に来る
というのも感慨深いです。

白祭ステージへ

準備

声楽部と吹奏楽部、背景を描いた美術部に衣装を作ってくれた手芸部、
彼らの協力の元、白祭ステージへの準備が行われます。

特に声楽部部長さんともここでようやく和解と言った感じで、
これまた最終話らしい展開にニヤリとさせられますね。

ステージへ

そして始まる音楽劇。

白浜サーガといった来夏の単語のセンスだったり、
カエル役のウィーンが勝手にカエルの王子を名乗ったり。

こういう細かい笑いとキャラのらしさが感じられる一幕
TARITARIらしい部分でいいですね。

また、美術部のハマチが描いた背景の完成度にも驚かされます。

radiant Melody

劇も最終幕、ついに和奏が母と作った歌が披露されます。

歌う5人に合わせて、途中から声楽部と合唱部も参加。
歌のクオリティ、カメラワーク、観客の総出演具合など、
色んな意味で出来がいいです。

曲自体も和奏が音楽は楽しむものだと知って作った雰囲気が出ていて、
実に晴れやかな気分にさせてくれます。

途中、大智とウィーンがバドミントンのラケットを持って踊っていたりと
小ネタも忘れません。

劇の最初と終わりのカメラワークも素晴らしく、
映像的にも楽しませてもらいました。

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5人からズームアウトして白浜坂高校全景へ移るカメラ。空の美しさも印象的ですね。

それぞれの道へ

ちなみに上記までの内容で前半です。
濃密な前半でしたが、後半もまた良い物に仕上がっています。

進路

それぞれ受験などに向けて頑張る姿が挿入されます。
ウィーンはヤンからの手紙を受け取る場面も。

そんな中、大智はスポーツ推薦が決定。
晴れやかにラケットを振る大智でしたが、その後紗羽の進路の話に。

紗羽は騎手への道を諦めず、海外の騎手学校へ行く事を決意。
その為、卒業前に語学の勉強も兼ねて留学してしまう事に。

ここの会話はメイン5人が海辺でするのですが、
紗羽は他の3人には振り返りながら喋るのに、
大智には一切振り返らないまま喋っています。

お互いに意識している部分があるのでしょう。
細かい部分ですが、紗羽の決意と想いが見て取れるいいシーンです。

心の旋律

挿入歌として今回は流れます。
紗羽が外国へ飛び立つシーンはそれぞれ見送りなどありますが、
音声は一切なしで挿入歌のみ。

口パクであえて台詞を聞かせない中、大智が紗羽へ告白(?)。
紗羽からも何かしら返答が告げられます。

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紗羽を呼び止める大智。台詞が無いのが逆に印象に残ります。

ここの台詞は想像で補うしかないのですが、演出としてまたいいですね。
田中の頬が染まっていた事から好意的な返事だとは思いますが。

また田中が紗羽の前では一切涙を見せず、
飛び立つ飛行機を眺めるシーンで涙を拭うような素振りが見える
そういう表現も細かいながら好きな部分です。

田中の芯の強さみたいなものが見えます。

卒業式とED

卒業式では校歌の挿入の後、
紗羽に送る写真とビデオレターの撮影シーンへ。

EDの挿入がまた上手く、来夏の合図と共に歌い出す4人。
紗羽もまたそのビデオレターに合わせて歌い出し、EDへ。

ED曲は今までどおり潮風のハーモニーですが、この入り方がまたいいですね。
ED後半ではそれぞれのその後が少し描かれていますし。

本当にいい最終回でした。

総評

本当にいい最終回でした(2回目)。

今まで出てきた人物が観客として出てきたり、
過去のシーンとの対比もあったり、
演出面からシナリオ面まで、文句の無い出来です。

全話通して見てもスッキリまとまっていますし、
これから見ようという方にもオススメ出来ます。

彼らの青春が心に爽やかな風を送り込んでくれることでしょう。

 

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2012年10月3日 | コメント/トラックバック(0) |

カテゴリー:P.A.WORKS

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