TARI TARI 第8話「気にしたり 思いっきり駆け出したり」の感想・レビュー

[著:がく(副管理人)]

TARI TARI 第8話「気にしたり 思いっきり駆け出したり」の
感想・レビューです。

TARITARI8話のタイトル画像

概要

父親に反対されながらも競馬学校への進学を諦めきれずにいる紗羽。
だが、一番の問題は応募資格にある様々な条件だった。

一人で悩み苦しんでいる彼女を心配する来夏と和奏は、
紗羽が恋に落ちたのだと勘違いしてしまう。

一方、今まで使っていた部室が
白祭のメインステージ選考会のため声楽部に解放され、
練習をできずにいた来夏たち。

それを知った紗羽は、鬱憤を晴らすかのよう声を荒げるのだが……。

以上、ニコニコ動画説明文より引用。
http://www.nicovideo.jp/watch/1345605155

今回は紗羽メインの話の後半部分ですね。

流鏑馬の練習中に馬から落馬、
病院に紗羽の父が駆けつけるところから始まります。

並行して白祭への準備なども描かれていきます。
特に和奏が変わったのを実感出来る部分が多くなっています

紗羽回ではありますが、個人的には和奏の台詞が印象に残っている話です。

紗羽の苛立ち

前回から中々思うように事が運ばず、苛立つ紗羽。
追い打ちをかけるように回りの言葉が突き刺さります。

病院にて

落馬した時の怪我は幸い酷いものではありませんでした。

しかし、怪我させると責任が取れないからという理由で、
流鏑馬への参加は出来ないことに

父からもまた厳しい言葉をかけられる紗羽。

でも言葉ではそう言いながらも、
病院へ駆けつける様に娘への愛を感じる父親です。

娘への愛という部分では後半により分かりやすいシーンが出てきます。

ちなみに前回からやっていたダイエットは
騎手の学校入学の為の体重制限を通過する為のものでした。
この病院後のシーンで明らかにされています。

練習場所を巡る口論

紗羽が学校に戻ってきたものの、今度は声楽部と練習場所を巡る口論に。

音楽室が白祭前で開放されており、
普段合唱部が使ってる場所を声楽部が使用していて起こった形です。

声楽部の部長さん曰く「教頭先生の許可も取ってある」とのこと。
さらに煽るように取り巻きの女の子も発言。

その中に「遊びでやっている」という言葉があり、
紗羽がそれに反応してやたらと強く言い返します。

先ほどの病院からの帰り道で父から言われた言葉とも重なったのでしょう。

その言い返しの中には自分が騎手を目指せないという、
もどかしさへの怒りが含まれていました。

紗羽を落ち着け、引き下がる合唱部。
ウィーンの家にピアノがあるとのことで、
練習をする為に向かうことになります。

ウィーン宅にて

ウィーン宅にて練習をしようとするも、
ピアノの調律がおかしく、結局ピアノを使った練習は出来ないことに。

ピアノなしで練習しようとすると、紗羽は帰ると言い出します。

それを見かねた来夏が一言、「失恋が辛いなら相談してよ!」。

ウィーン宅へ向かう電車の中でもそうでしたが、
来夏は紗羽の苛立ちや落ち込みが失恋だと勘違いしていました。

思い込みの激しさと彼女なりの気遣いが実に来夏らしくて
個人的に好きなポイントだったり。

そんなこんなで、騎手の学校に関する悩みを打ち明けた紗羽。

皆それぞれにその相談を受け止める中、
和奏が「一度離れてみたら」とのアドバイス。

自分が騎手になる為には今しかないと思っている紗羽は当然反発
和奏が音楽をやめ、そして戻ってこれたからそう言えるんだと。

一方和奏は戻ってこれたけど、それは母との約束だからと返答。
母にもう一度会えるなら音楽をやめても構わない
でも、もう会えないから、母との約束の歌を作るからやるのだと言い切ります。

ここの会話、ちょっと和奏側の意図が分かりづらいですね。

おそらく、「離れてみたら見えるものもある、
そして自分は離れたからこそ、母との約束で戻ってこれた
という意図の発言だと私は解釈しています。

人の相談に乗る時って結局自分なりの考えを述べるしかないですし、
一つの意見として和奏はあえて言ってみたのではないかと。

母との約束という言葉に、歌を作ることへの意思も感じられる部分で、
和奏の変化を感じられるシーンでもあると思います。

白祭のステージ選考会

そんなこんなで紗羽は落ち込み、学校を休みます。
一方来夏と和奏は教頭から呼び出しを受け、職員室へ。

教頭と和奏

教頭の要件は白祭のステージに出ることを辞退しろ、とのことでした。

当然来夏は丁重にお断り。
教頭の意図もわかった上で発言する辺りに来夏の成長と意思の強さ
感じられますね。

また教頭は、
「こんな中途半端な事をさせる為に普通科への転科を認めたわけではない」と
和奏が合唱部をやっていることにも言及。

それに対する和奏の返答が、また和奏の変化を如実に感じられる部分です。

音楽は一人でやるものだと思っていたが、そうではなかった。
本当に綺麗なハーモニーを奏でるには一人では無理なのだと

その台詞の途中から教頭は和奏の母まひるの言葉を思い出します。
和奏の台詞の途中からまひるの台詞に変わるような演出が入ります。

TARITARI8話、和奏の中にまひるを見る教頭
和奏の中にまひるを見る教頭。

和奏がまひると同じ発言をするようになったというのは、
6話から考えると、感慨深いものがありますね。

更に来夏が教頭を説得
なんとかステージ選考会に参加出来ることとなります。

しかしそのステージ選考会がその日だったということで、
休んでいる紗羽に慌てて連絡をする来夏でした。

紗羽の父の真意

紗羽は来夏から連絡を留守電で受けるも、
やはり夢が絶たれた喪失感が強いのか、気落ちしたまま。

そんな折、廊下の向こうから父の叫び声を聞きます。

それは父が騎手の学校へ連絡して、
何とか入学出来ないものかと訴える声
でした。

勉強して大学へ行きなさいだとか、騎手は遊びだけにしなさいだとか
そんな事を口では言っていた紗羽の父ですが、
紗羽の真剣さを見て、何とかしてあげたいと思ったのでしょう。

どうにも口下手で上手く伝えられない不器用さと
娘への愛を感じる人間臭さがいいキャラです。

やはりTARITARIに出てくる大人は好きな人物が多いですね。

電話の中で「坊主なめんな!」とか「地獄に落とすぞ!」とか
わけの分からない事を口走っている辺りも面白いシーンです。
(紗羽の父は住職さん)

紗羽は母から父の真意を聞き、
後で謝って起きなさいといわれるも、「無理」と返答。
それでも父のその姿を見てまんざらでもない表情は見られます。

紗羽への呼びかけ

部屋に戻ると再び来夏達からの連絡。

来夏が真剣に紗羽の事を気遣っている事を告げ、
更にその気持ちをミュージカル風に歌い出します

続けて和奏、大智、ウィーンも気持ちを歌にします。

このシーンも実にTARITARIらしくて好きですね。
アドリブの歌は面白くも気持ちがこもっていて、
聞いててこそばゆいながらも暖かい印象を受けます。

その歌を聞き、ちゃんと気持ちは届いた告げる紗羽。
今から行くから待ってて、とステージ選考会の為に学校へ向かうことに。

馬で学校へ

しかしウィーンの家に行く時に電車を使ったので
自転車は学校に置きっぱなしな事に気づく紗羽。

そこで紗羽が取った行動が馬に乗って学校に行く事でした。
この話の一番の盛り上がりどころであり、印象に残る部分でしょう。

馬に乗って女子高生が街を疾走する様は絵面的にも面白かったです。

TARITARI8話、馬で街を疾走する紗羽
街を駆ける抜ける紗羽。その姿を見かけた人があんぐりと口を開けるのも面白いシーンでした。

ちなみに馬は軽車両に区分されるらしく、
公道を走っても問題ないようですね。

来夏達の時間稼ぎのおかげでもあり、何とか選考会に間に合う紗羽。

ハイタッチを交わすその顔は
悩んでた時に比べ随分と晴れ晴れとしたものになっていました。

総評

紗羽の悩みとそれを解決するまでが
全体の流れとしての上手さを感じる回でした。

最初は苛立ちと落ち込みが酷い紗羽でしたが、
最後に上手く仲間や家族に励まされる事で救われていく流れが
見ていて心地よかったです。

特に紗羽の父の不器用ながらも
最後は娘を応援しようとする様が私は好きですね。

また、和奏の変化も感じられる回で
特に言っている事がまひると被っていくシーンが印象的でした。

節々にいいなと思わせるシーンがあるのが
TARITARIのクオリティの高さを表しているでしょう。

 

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2013年4月19日 | コメント/トラックバック(0) |

カテゴリー:P.A.WORKS

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