カウボーイビバップ第2話「野良犬のストラット」の感想・レビュー
カウボーイビバップの2話のレビューです。
今回は地上波版では1話に辺り、
当時でも放映許可が出たのも納得のほのぼのした回ですね。
それでもビバップらしい面白さは勿論ありますが。
概要
今回の賞金首のターゲットはアブドゥル・ハキム。
しかしスパイクは彼を追って何故か一匹に犬にたどり着く。
諦めかけるスパイクだが、その犬を追ってハキムが姿を現した。
と言った感じでアイン(犬)を巡る話が今回のメインの話です。
コメディータッチで描かれていてこういうビバップも有りだと思います。
良かった点
アインが可愛い
今回のメインであるアインの描き方がしっかりしてて可愛らしいです。
犬の可愛い仕草をよく上手く再現していると思いますね。
こういう細かい仕上がりがビバップの良さの一つだと思います。
コメディータッチでのんびり見れる
シリアス回は割と重たい話も多いビバップですが、
今回はコメディー回でのほほんと見る事が出来ます。
イメージとしてはジャッキーチェンの映画に近い感じでしょうか。
台詞のタイミング、曲のタイミング等がいい
これまたビバップらしい良い点ですね。詳しくは感想部分にて。
悪かった点
ビバップのハードな話を求めてる人にとっては
ちょっと気の抜ける回ではあるかも知れません。
全26話なのでハードな回ばかりでも疲れますし、
むしろ息抜き出来る回があるのは良い点な気もしますが。
後はテレビ版はこちらが1話として放映されたので、こういうアニメだと思って見てると一部の話が逆に重たく感じる場合もあるのかも知れませんね。
まあ無理やり捻り出した感じで、正直悪い点はないです。
オススメしたい人
ジャッキーチェンの映画みたいな
コメディータッチのアクション映画とかが好きな人にオススメの回ですね。
30分で完結するショートムービーとして見ても十分楽しめると思うので。
後はやはり犬好きにオススメでしょうか。
アインが非常に可愛いです。
私は犬派なので尚更でした。
若干ネタバレ含む感想など
アインの可愛さ
データ犬との事で非常に頭のいい犬のアイン。コーギーの実に聡明な感じと愛らしい感じがアニメでよく再現されていて感心します。
スパイクとハキムが格闘している横でのんびりしたり、ハキムの運転中にハンドルに飛び乗ったり、いたずら好きで好奇心旺盛というのもまた、たまらなく可愛い要素だと思います。
BGM
こちらも相変わらず素晴らしい出来です。
最初のパーカッションのみだったりの演出もいいですし。
そして今回の一押しはやはりアイン・ハキム・スパイク・機関の人たちが
追いかけっこをする場面で流れる「Want it all back」です。
曲自体も勿論いいのですが、イントロの入り方が非常に好きで。
イントロに合わせてアイン・ハキム・スパイク・機関の人たちに
カメラが切り替わっていく演出などは素晴らしいですね。
コメディータッチ
今回は特にコメディータッチな演出がいいですね。
ハキムなどはキャラ的に全然コメディーな感じがしないのに、
釣り上げられたりだとかクスっと笑える演出がされています。
後は最初テレビをつける時に叩いて直す的な感じでスパイクがカカト落としをしたり、そのカカト落としの音と番組のOP演出の銃のバン!が上手くシンクロしてるところなど、細かい演出もいい味出してます。
台詞回し
毎回印象に残る台詞があるのも凄い話です。
今回の好きな台詞としてはハキムと対峙した時のスパイクが言う、
「俺が欲しいのはお前のクビにかかってる800万ウーロンさ」です。
普通の台詞なのに前述の「Want it all back」が流れる中に
やまちゃん(スパイクの声優さん)がこの台詞を言うと妙によく聞こえます。
後はハキムがアインの場所を占ってもらった後に追いかけながら言う
「出世払いだ」も、実にこの回らしいコミカルな台詞で好きです。
総評
1話とはかなり印象は違うのに
ビバップらしさと言う意味では共通の面白さがあるのは凄いですね。
このバラエティーの多さもビバップも魅力の一つだと思います。
コミカルな回はコミカルに、シリアスな回はシリアスに、
単純な事ですが同じアニメでこれをやるのは案外難しいですし。
なお、アインは以後一応レギュラーとして登場します。
あまり話の主軸に絡む事は少ないですが、
たまに出てきて場を和ませてくれる感じで私は好きです。
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2012年6月14日 | コメント/トラックバック(0) |
カテゴリー:サンライズ
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