機動新世紀ガンダムXの感想・レビュー

[著:がく(副管理人)]

機動新世紀ガンダムXの感想・レビューです。
放送当時の印象は薄いですが、
改めて見なおした際にいいなと思ったガンダム作品です。

機動新世紀ガンダムX

概要

部隊は戦争時に大量のコロニーが落とされ、荒廃した地球。
主人公のガロードはニュータイプである少女
ティファと出会い、偶然ガンダムに乗ることに。

フリーデン(地上戦艦)に紆余曲折を経て乗ることになった
ガロードはフリーデン艦長ジャミルと共に、
ニュータイプを探し保護する旅に出る事になる。

と言うのが大体のあらすじです。

戦争でのコロニー落としだったり、ニュータイプであったりと、
いわゆる宇宙世紀(UC)シリーズに登場するものと類似点はありますが、
宇宙世紀作品とは直接繋がってたりはしません。

当時はあまり人気も出ず、最後が打ち切りに近い形で
無理やり終わらせたらしいのですが、
個人的にはその最後の部分含めて好きな作品だったりします。

不思議な人間味と温かさがある登場人物と
ガンダムにしては比較的明るいストーリーが
割とのんびり見れるガンダム作品にしてくれてます。

また、ED&次回予告の出来が抜群に良く
そこの部分に関しては知っている中では一番好きな作品です。

印象に残る台詞の多さ

色々有名な台詞の多い初代ガンダムなどとは違った意味で
印象に残る台詞の多い作品です。

初代ガンダムの台詞の印象の強さはどちらかと言うと
インパクトが強く強烈な感じがしますが、
ガンダムXはそれとは逆の感じで印象に残ります。

台詞に余韻があり、思わず心のなかに留まってしまう
そんな雰囲気の台詞と言う印象ですね。

「月は出ているか?」に始まり、
「俺の声が聞こえるか!」なども好きな台詞です。

どれも単品で聞いたら大した事がない台詞ですが、
そこに持っていくまでの流れがあるからこそ、
余韻と響きを持った台詞に昇華していると思います。

ジャミルやフリーデンに乗る医者テクスを始め、
格好良い大人たちが多く、彼らが味わいのある台詞を言うのも
いいと思った理由の一つでもあります。

機動新世紀ガンダムXのテクスとジャミル
テクス(左)とジャミル(右)。特にテクスは深い台詞が多くて好きです。

そして、この台詞の味わいが登場人物の味わいも深めていますね。
人間味があると感じるのはそこら辺りに起因しているでしょう。

EDと次回予告の良さ

これは上の台詞の良さと絡んだ部分なんですが、
とにかく本当に素晴らしい出来だと思います。

見てから時間が経った今でも一番覚えているのはここの部分ですし。

ED曲自体もバラード調の曲でいいのですが、
そのED曲中に次回予告がなされます。

歌の最初の部分でナレーションの解説、
サビ部分は歌のみ、そして最後に次回のタイトルコールという流れ。
映像は次回の部分がダイジェストで流れる形。

ナレーションの最中も歌が流れ、サビへの盛り上がりが
うまく演出されますし、何より最後のタイトルコールが素晴らしいです。

タイトルが次回に登場する台詞から採用されており、
先ほども書いた「月は出ているか?」「俺の声が聞こえるか!」なども
タイトル名だったりします。

それをちゃんと登場人物がその台詞が使われる時のままで
読み上げてくれる
ので、次回への期待感が高まるというわけです。

台詞自体が印象に残るのも、タイトルコールと次の劇中で
2回台詞を聞くからというのもあると思います。

明るめのストーリー

荒廃した地球が舞台、と聞くと何となく暗めの物語を想像しますが、
ガンダムXは物語自体は割と明るめだったように思います。

物語自体が明るいというより、登場人物が明るい
と言う方が正しいかも知れませんが。

主人公ガロードを含め、いわゆる味方サイドのガンダムの乗り手が
3人居るのですが、全員明るい感じの性格ですし。

フリーデンクルーも割とそういう感じの人物が多く、
彼らがメインで話が進行するので物語が明るいと感じるのでしょう。

また、ニュータイプを探す(軍事利用されないよう保護する)のが目的で、
中盤までは戦闘はあっても戦争はありません。

そういう意味ではガンダムとしても珍しい作品です。
ガンダムは基本的に戦争が舞台となりがちですし。

気楽に見れながらも、リアルロボットアニメらしい雰囲気はある
というのも個人的に好きなポイントです。

総評

戦時中ではなく、戦後を描いたガンダム、と言ってもいい作品でしょう。

面白さはどちらかと言うとガンダムの戦闘などではなく、
登場人物達が織りなす人間ドラマに起因している部分が多いと思います。

放送当時に楽しめなかったのもそれが理由でしょう。

どちらかと言うとロボットアニメ好き!という人よりは
温かみがあったり、登場人物に人間味があるアニメだったりが
好きな人の方が楽しめる作品
なのかも知れませんね。

∀ガンダムとは若干近い部分があると思うので、
ガンダムの中でもそういう作品が好きであれば楽しめるかと。

他にもMS08小隊だとかポケットの中の戦争などが好きな人に
向いてるガンダム作品でしょう。 (どちらもガンダム外伝作品)

EDと次回予告部分は特にいいところですので、
そこら辺りに興味がある人も是非一度ご覧になってみてはどうでしょうか?

 

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2013年3月22日 | コメント/トラックバック(2) |

カテゴリー:サンライズ

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コメント

  1. 闇鍋はにわ より:

    こんにちは。ガンダムX、もう15年以上前なんですねえ……
    世代的にも、V、G、Wと合わせて自分のガンダム観に大きく影響した作品でです。
    「物語自体が明るいというより、登場人物が明るい」というのはとても頷けました。皆タフですよね、特にガロードはすごく少年漫画の主人公的でもあって、大きく雰囲気を牽引している。ガンダムの主人公としてはかなり独特で、そしてそれが魅力的でもありました。今見返すと、がくさんのように色々新しい発見があるんだろうなあ。

    • がく より:

      闇鍋はにわさん、コメントありがとうございますー。

      世代的にはまさに私も同じぐらいですねw
      ただ当時は小難しい事は分からず、それこそGガンなんかが
      分かりやすくて楽しんでいた作品だったりします。

      Xは高校生ぐらいの時に見返して面白いと思いましたし。
      ガロードの良さに気づいたのもその時でしたねー。

      彼のある意味ガンダムには珍しいその快活さは私も好きです。
      大きく雰囲気を牽引している、というのも同意見ですね。

      私も最近見た作品ではないので、また見返す機会があったら見たいところですねー。
      更に発見がある作品な気がします。


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